音楽

今日、31日も雨、鬱々とする気分を晴らすモーツァルト。
 ホロウィッツのじいちゃんの弾くK,330番ピアノソナタ第一楽章をどうぞ。
 モーツァルトのピアノソナタの音は、一つ一つが透明で粒がそろった水晶の珠のようです。ほとばしり、ころころ流れるような音をお聴き下さい。余談ですがこの曲、私が音楽の学校に入る入学審査で試験官のまえで弾いた曲です。いま振り返るとよくこんなの弾けたなあ、と感慨ひとしおです。




外は冷たい雨、でも中はあったかく、まどろみながら聴く
今日、10月28日は一日冷たい雨、そんな日は
 ビバルディーの「四季」冬・第二楽章です。
 バイオリン協奏曲ですが、ソネットという定型詩がついています。
外は冬の冷たい雨、家の中は暖炉が燃え、あったかい、人はみななかで憩いをとっている。
 という情景を表現しています。さまざまな弦楽器、チェンバロが使われています。ポロンポロンという弾く音はバイオリンです。ピチカートといいますが、こんな奏法はビバルディーが初めだそうです。これは雨音を表しているそうです。
 冷たい雨が降る日、暖かくしてお茶でも飲みながらくつろいだ気分で聴いてください。



 いやー。音楽って楽しいですね。ちょっと次の曲、聴いてみてください。この曲「夜の女王のアリア」というんですが、超人的な高音の発声を要求されるためちゃんと歌える人は世界で10人もいないといわれる難曲です。人間が発声できる生理的な限界ぎりぎりで、それもソプラノ歌手の一部の人のみです。そんなものすごい難曲を歌ったプロの歌手がいるのですが、まあちょっと聴いてみてください。
 何年か前、徳島にオペラ「魔笛」が上演されて見に行きました。その時のアリアもさほど上手ではなかったのですが、これは・・・・・・・・!